お焼香の作法

 以前、知人の奥さんのお葬式に行ったあと、参列していた知り合いグループが「秀海さんってお焼香ウマイよねぇ」って、お焼香のカッコイイ人という噂が流れたらしい‥当たり前でしょう、本職なのだから 苦笑

 ではなぜお葬式などでは、ほとんどの人がお焼香をつまんだら額にペタペタとくっつけるのか?あまり美しい姿には写らないのだが‥

 

 本来のお焼香の作法は‥
 1.右手の拇指と第二第三指で焼香をつまんでから手のひらを上に返し、両肘を張って右手の甲を左手の平(四指)で下から支える。
 2.そのまま両手を目の高さに捧げ上げ、頭を垂れて押し頂く。
 3.頭を垂れたまま、両手を丹田まで体の中心線をなぞるように降ろしてくる。
 4.ゆっくりと上半身を起こしつつ両手をみぞおちの辺りまで持ち上げる。
 5.両手を前に伸ばしながら、右手を下向きに回転させる。
 6.炭の上に三度に分けて香を焼べる。

 

 宗派によっては押し頂かないとするところもあるようだが、この3.の部分がいつのまにかおでこにペタペタになってしまったようだ。回数も三度あるいは一度とも言われる。元々は仏法僧の三宝に捧げるという意味で三回が基本だが、参列者の多いお葬式などでは時間が長くなるので一回に絞っているようだ。

 この動作は、自ら作ったものではないこの体とこの命を神仏から頂いたように頂き、それを自分の中心に収めてから、それをもう一度返す(あるいは捧げる)という生死を象徴的に表しているのではないだろうか?寺に生まれ育ったとはいえ、誰かに教えてもらった訳ではないが、いつの間にか見て習ったのかもしれない。
 余談ではあるが、日本古来の作法や職人技は、手取り足取り教えては貰えない。見て習うからこそ「見習い」という語ができたのだろう。

 茶道でお茶を頂くときも、一度押しいただいて肘を張った姿勢で服するのも同じ姿で、卒業証書を受け取る時を思い出せばいい。
 形に封じ込められた意味を読み解けば、その動き、作法の真意が理解され、その姿は自然と美しく決まってくるものである。

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