第1回「森になるサロン」報告

2011/12/10 「森になるから世界を拓く―最先端の哲学から見えること―」報告

〇日時:2011年12月10日 18:00~20:00
〇場所:麹町区民館 洋室B

 

 高輪ポジティブ心理学講座との合流でとても盛会の内に終了いたしました。ご参加くださったみなさま、お忙しい中ほんとうにありがとうございました。前回の第1回準備会にも益して、さらに積極的なご意見をたくさん頂いてこれからの展開がとても楽しみです。

 総勢20名の参加で、前半は「森になるサロン」で甲田烈さんの講演と意見交換、後半は「高輪ポジティブ心理学講座」のクリスマス忘年会で、美味しいエリオのお食事をいただきながら、今年一番嬉しかったことシェアとプレゼント交換のとても楽しいひと時となりました。高輪ポジティブ心理学講座のみなさまも、ほんとうにありがとうございました。

 

 「森になるサロン」の感想は、私が主催した「柔らかヨーガ」や「サロンコンサート」に参加してくださった小坂祐子さんが書いてくださいました。当日になって急遽受け付けをお願いしたのですが、突然のお願いにもかかわらず快く引き受けてくださって本当にありがとうございました。

(文責:河野秀海)

「森になるサロン」への参加

 

 子どもの頃、お墓参りで「人間死んだら石になるのか?」と尋ねた私。亡くなっても記憶の中に生きている、ご先祖様の話も大好きでしたし家の仏壇で毎日ご挨拶しているのに、なぜお墓(いわゆる墓地や霊園)にこだわるのか?と疑問を持っていました。

10代から20代にかけて近しい人たちの死を体験したことで、自分の葬儀やその後をどうするかを考え準備しておきたいという意識が高まりました。私自身は死後お墓を持たず、大好きな海に散骨して自然に還してもらいたいなぁと思っていました。

 生命体として他の生物がそうであるように私も自然に還りたい、樹木葬という形も選択肢に入れようと思ったのですが、詳しくは知らずただ漠然と自分の大好きな木をある場所に植えてもらう、というのをイメージしていました。

 ただ、木を植えて育てるのは結構大変です。我が家でも剪定は楽しくても、病気の世話は大変ですし、毛虫の幼虫を駆除するのは殺生ですから苦痛です。

 

私的「森になる」とは・・・

 

 木1本では森とは言いません。木が複数あっても「林」であって「森」とは言いません。
 私のイメージでは、「森」とは木を中心として、土、微生物、虫、鳥などの生き物、植物、雨、太陽、風・・・と様々な存在が互いに役割を担って調和を保っている集合体です。森が1つの完結型ではなく、森から清らかな水が生まれ、川となり海に流れていく・・・と他領域にも大きく広がり、命の循環が行われる場所になっており、限りない可能性を秘めた場所でもあります。

 

 甲田烈先生による哲学のお話は大変興味深かったです。同じ価値観をもった人たちが集まり、共感というセンサーを使って各々の見方を尊重しあうことでより全体が見えてくるという考え方は、まさしく私的「森」のイメージと重なります。
 今回のサロンでも、いろいろな立場の方がいらっしゃいました。哲学者、心理学者、代々伝わる自宅のお墓をどうするかで迷っていらっしゃる方、墓石屋さん、僧侶の方など。もし、理性の部分だけでお話を伺っていたら、自分を守ったり相手を評価したり批判したくなったかもしれません。しかし、ここには「生死」についてじっくり考えたい、大事にしたいという共通した価値観があります。お一人お一人の考えや迷いに、私自身も共感のチューニングを合わせやすかったです。そして、お互いの違いをあるがままスムーズに受け止め私自身の見地も深まっていくのが嬉しかったです。
 ただ、少し時間を置いて振り返ってみると、同じ価値観と思っていても実際は微妙にずれているかもしれないとか、共感によって集団が形成されていくことへの怖さなどが生じてきているのも事実です。こんなふうにして自分の立ち位置、距離感、バランスを確認しているのかもしれませんが、これも森の構成要素として必然的な動きなのだろうと思っています。

 

 最後に、今回受付という役割を与えていただいたことを感謝しています。お手伝いさせていただくことの喜びを感じていました。最近、忙しくて心に余裕のない方が多いように見受けられます。一方では、十分に能力を活かしきれず自尊心が低下している方も多くいらっしゃいます。自分で行うことは8割くらいにして、残り2割を他の誰かにお願いしてみてはいかがでしょう?皆に「2割の余裕」と「役に立ている嬉しさ」が残るのかもしれない、と思いました。決して怠惰になることを勧めているわけではありませんので、お間違いなく。

(文責:小坂祐子)

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