マインドフルなグリーフ・ケア・システム 

 今朝、見知らぬ番号通知の電話を受けた。

 出てみると、先週医師からいよいよ危篤と宣告された女性の息子さんからだった。昨晩遅くに息を引き取ったというのである。何本かの電話のやり取りで、お通夜とお葬儀の日程が決まった

 最近では、葬儀のときに「初七日」のお勤めも済ませることがほとんどである。 かつては初七日、二七日、三七日‥と毎週お勤めをして、四十九日を迎えたものであった。

 本来どおりに執り行うと、亡くなってから数日後にお葬儀で、その数日後に初七日、そして1週間後に二七日…となると、現代の忙しいライフスタイルにそぐわないので、だんだん簡略化されて来たわけである。

 日の数え方は、亡くなったその前日から数えるので、毎週のお勤めや四十九日も月命日も、そして一周忌も前日に執り行うことになる。

  前日から数えるのは、「逮夜(たいや)」といって、忌日の前夜には精進潔斎―食を慎み、心身を清めて「その日」を心して迎えるためだろう。

 星占いでも、洋の東西を問わず生まれた年月日とその時刻の星の位置を大切に見るのは、その人が他ならぬその時刻の星々の位置に来たときに生まれ出たということに特別な意味を見るからなのではないだろうか。それと同じように、肉体を離れたその日その時刻は、残された人々にとっても特別な時であるはずである。

 その特別な日を、いつの間にか過ぎてしまって、なんとなく流れてしまうことのないように、心の準備をして身を清め、身体を引き締めて備えるのが「逮夜」なのだ。

 日本人は感情をあまり表現しないともよくいわれるが、内面で深く味わうことで重大な出来事をより意識的に―マインドフルに昇華する術を培ってきたのではないかと思えるのである。

 それは日本の高い美意識にも通ずるものではないだろうか?

 このような智慧を、現代にマッチした形にアレンジをして、ひきついでゆくことに大きな必要性を感じるのである。

 

*この文は先の「少し重いケッコウいいお話‥・」の続編です。

一般社団法人 森になる

〒1020082 

東京都‎千代田区一番町 6-4-712

・富士山連絡先

〒401-0511

山梨県南都留郡忍野村忍草2674-1 

        ダイアパレス富士忍野A304

代表理事:河野秀海

morininaru@gmail.com

FAX:03-6740-9949

Facebook ページ

↑クリック

  携帯アクセス
  携帯アクセス